Re: 大学院を辞めたこと
自分のために、当時感じたこと、今の思いを書き残しておこう。
これからの人生で、二度と同じあやまちをおかさないように。
あんま他人が読んでもおもしろくないよ。
じゃあこんなところに書くなよっていう話だけど、前へ進むために重要な気がするので恥をまきちらしておきます。
大学院を辞めてしまったきっかけは、研究室の同期の、何気ない一言だった。
去年の9月、レポートがたまってて、少しイライラしていた俺は、ノートに黒い丸を書いて塗りつぶしていた。
それを見た彼が「精神障害の人みたい(笑笑)」と言った。
俺は、愛想笑いをすることもなく、何か言い返すでもなく、すぐにその場を立ち去って下宿に帰った。
そしてその後半年学校に行かなかった。
その一言がきつかったのは、彼から言われたからだろうと思う。他の人からだったら冗談ですませられたかもしれない。
彼の存在を知ったのは研究室配属された4回生のときで、とても優秀な人が大学にはいるんだなあと思ってうれしかった。彼の存在はすごく刺激になって、自分は彼に比べたら何もできないけれど、努力して少しでも近づきたいと思った。彼に触発されてプログラミングコンテストに参加しようと思って、たくさん練習した。だけど、やってみて分かった自分の無能さが悔しくて、今まで勉強してこなかったことをすごく後悔した。
聞いたところによると、彼は、中高一貫の有名私立出身で、親は大学の教授らしく、とても環境に恵まれていてうらやましかった。
俺が育ってきた環境はどうだったかというと、姉は鬱病、母は統合失調症、父は小さいころ離婚していなくなったが、その後自殺していたことを知った。両親が駄目になったので小学校六年のときに児童養護施設に預けられ、高専を卒業する20歳までそこで過ごした。
「俺だって、安定した家庭で、もっといい環境で育っていたなら、彼みたいになれたのかなあ」って思うとつらかった。そもそも彼みたいになるならない以前に、「普通の家庭」というだけでうらやましさ爆発だった。何回もそんなことを思ったけれど、なんとか毎回持ち直して、学部を卒業して、大学院にも受かってまた彼と同じ研究室に入ることができた。
それで言われたあの言葉。彼はどうみてもエリート中のエリートだが、俺も間違いなく精神病のエリート\(^o^)/
施設の先生が「私の両親が仲良くやっていけたように、なんとなく私たち夫婦もやっていけそうな気がする」って言ってたけれど、俺の場合は「家族がそうだったように、俺はそのうち鬱になって統合失調症になって自殺してしまうんじゃないか」という多分誰にも伝わらない不安があって、何回だって死にたい気持ちになって、将来に夢も希望も持てなかったし、帰りたくても帰るところもなかったけれど、「俺はあいつら(家族)と違って大丈夫」と自分に言い聞かせて、なんとか頑張ってきたのに。
どうしようもない能力の差を目の当たりにして、精神障害とか言われて、なんかすべて自分が生まれ育った環境が悪かったように思えて(そしてたぶんそう思いたくて)、もう、本当に死ぬことばかり考えて半年間を過ごした。
幸運なことに、伯父、伯母、そしてよっちゃんがいたから、最悪の選択を免れて、学校を辞めて働かせてもらえることになった。
伯父もよっちゃんも同じことを言ってくれたから。
「学校を辞めたらいい。人生で一番大事なことはそんなことじゃない。」
小さいころから父親はいないけれど、このおっさん二人は本当に俺のことを自分の子供みたいに接してくれた。ありがとう。
振り返ってみると、今までの人生、予測不可能な不運もいっぱいあったけれど、それ以上に、とてもたくさんの幸運に恵まれてきた。駄目になりそうなときはいつだって、誰かが見守っていて助けてくれたから。
こんなに色々とあったのは何かあるのかもしれない。
自分が今まで与えられてきたものを、誰かに与えていかなければならないと思うし、そうしていきたいとも思う。
そのためにも、過去を後悔して、境遇を呪って、自分の存在を無価値だと思って辞めてしまった大学院の、その失敗を生かさなければならない。
大学院を辞めることになってしまったのは、結局は原因は自分にあった。自分にあるはずの原因を、自分ではどうしようもない過去の環境や他人のせいにしてしまっても、死ぬことしか思いつかなかった。
すべての責任を自分に求め、何がだめだったのか、どうすればよりよくなっただろうか、これから何をしていけばよいかを考え、実行しなければならない。
中学のときの担任が「私は大学のときに一度死んだ。そして新しい人生が始まった。」と言ってた。当時は何を馬鹿なことを言ってるんだろうと思ってたが、俺も一度死んで生まれ変わったのかもしれない。
将来、経済力を持ったら、自分がそうしてもらったように、施設の子供たちに幸運を感じてもらえるように、経済的に援助したいという思いがある。
そのためには出世しなきゃな。とりあえず仕事を頑張ります。
今の職場の環境はとてもよくて、自由でチャンスがいっぱいあるので後はやるだけです。
やるのもやらないのも自分。できるのもできないのも自分。
二度とないこの人生を、生きるのは自分しかいないのだから。
P.S.
・彼に出会えたことはトータルで見るととてつもないプラス。比較して自分を不幸にしてしまった時期もあったけれど、彼は日本でもトップのプログラマなので彼と大学で出会えただけでものすごい幸運。
・施設にいたことを後悔したことはない。そのまま自分の家にいたら、大学どころか高校だって行けなかったかもしれない。施設の生活はおおむね楽しかったし、太い子に「いいおにく」とか別の太い子に「どすこい」とか言わせることができた。つらかったことは、施設が好きでずっと自分の家だと思って過ごしてきたから、施設を出た後に「ここはあなたの帰る場所じゃない」と言われたときのショックがでかかっただけ。
・未だにあの両親の元に生まれたことに感謝するところまで達してない。それは一生できないかもしれないし、感謝しようと思ってそういう風になるものでもないだろう。いつか自分が幸せを感じたときに、感謝できるようになるのかもしれない。
・今は帰るところがある。4連休の夏休みは伯父・伯母の家に帰る予定。よっちゃんも、とても多忙だけどたまにご飯食べに連れて行ってくれるし。この前のGWは超高級寿司屋に行ける予定だったけど流れてしまった;;
・将来は自分の家庭をつくって帰る場所が欲しいと思うけれど、相手が見つからない気がする\(^o^)/もし結婚できても離婚リスクもあるし、一人で幸せになる方法を見つけるのも悪くない。重要なのは、他人と比較して不幸だと思わないこと、今を楽しむこと、ちょっとした幸せを喜ぶこと。自分が人間的に成長することが、すべてへの一番の近道だと思う。
いろいろ抱えてたんだなぁ
気づいてあげられなくてごめんよ。中学から一緒だったのにねぇ。
まぁあんたは間違いなく能力あるから大丈夫だよ。
東京で周りを蹴散らす武勇伝を期待してる!
コメント by まえしん — 2008/7/16 水曜日 @ 2:10:30
ありがとう
コメントもらえるとは思ってなかったから嬉しかった
今まで抱えてきたものを外に出して、結構すっきりしました
コメント by mokos — 2008/7/16 水曜日 @ 12:33:12
おれもmokosさんの活躍を期待してます。
mokosさんに負けないようにがんばるです。
コメント by isobe — 2008/7/16 水曜日 @ 15:51:58
お互い,ライバルとして頑張ろう!!
mokosが活躍することを期待しているし,俺も活躍するから,期待してくれ(笑)
コメント by unit — 2008/7/16 水曜日 @ 18:40:31
>isobe
isobeさんにはいつも結構助けられました
お互い頑張ろう
>unit
unitのことはすごく尊敬しているし、いっぱい刺激受けました
こっちはビジネスで頑張るので、アカデミックな世界を制覇してねw
コメント by mokos — 2008/7/17 木曜日 @ 0:18:49
寿司食った後にこれを書いたんだよね、日付的に。
いつかmokosさんがグループのトップに上り詰める日を想像しつつ、たまには中華楼で炒飯食べたいですな。
コメント by たけおか — 2008/7/18 金曜日 @ 23:42:13
寿司を食って少し酔ってしまいました。
酢は間違いなく酔いますね。
中華楼好きやなw
給料入ったら行きましょう。X61ローンも完済できるし。
コメント by mokos — 2008/7/19 土曜日 @ 11:38:08